タイ入国外国人5865万人から大幅減

タイ入国外国人5865万人から大幅減

2020年の統計はフォーマットも変更され、数値も10月までしか発表されていない

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、外国人の受け入れを規制するタイ。それでも条件付きで渡航は可能になっていることと、航空機や船員、国境におけるトラックの乗務員など物流に関わる人の一時的な入国は続いている。

 とはいえ、2019年は年間でのべ約5865万人、月間で400万~500万人超が訪れたが、コロナの悪影響を受けたタイは、1月から10月までの間に874万2725人しか訪れていない(いずれもタイ入国管理警察の統計を参照)。

 特に4月~7月は航空機の飛来がかなり制限され、ほぼすべての外国人が入国できなかったこともあり、外国人入国者は大幅減となった。

総入国者2割・1123万人の中国人が訪タイ

総入国者2割・1123万人の中国人が訪タイ

タイ入国管理警察の統計を基にしたアジア4か国の入国者数。日本人入国者数はこの年過去最高を記録している

 例年、タイへの訪問者数は中国人がダントツの1位を誇り、2019年は1123万人がタイを訪れている。たった1国だけで、年間の総入国者数の中で19%超を占めるレベルだ。一方、中国政府が2020年の春節(中国旧正月)以降、外国への団体旅行を禁じたため、タイへの渡航者も激減。2020年は1月から10月まででたった72.6万人しか来ていない。しかも、この数値は純粋な観光客、もしくはビジネス入国だけでなく、先の船員なども含んだ数値だ。そう考えると観光客は、ほぼいないに等しいレベルだ。

 韓国もこれまでは入国者数は少なくなかった。近年は日本人よりも多くの入国者数があったほど。2019年は202.4万人で、およそ187万人だった日本人をワンランク上回り、国籍別では第5位の入国者数だった。

 2019年は、ほとんどの月で日本人入国者数を上回ったが、2020年は日本が国籍別で6位になる中、韓国は10位にまでそのランクを落としている(いずれも2020年1月から10月までの統計から算出)。

 日本の場合は入国制限の渦中でも全日空や日本航空がほぼ毎日フライト。また、先述通り、輸送業の従事者も一時入国が認められて統計に反映されることから、日本人の入国者数が韓国人のそれを上回る状態になっていた。

統計フォーマットが変更されるタイ。更新が止まるベトナム

 タイ政府は、コロナ対策への忙しさからなのか、入管が毎月ホームページ上で発表していた入国者数統計が2020年10月以降更新されていない。加えて、2020年の上半期まで使用していたフォーマットの使用を取りやめたのか、各国の出入国者の合計数しか今は提示していない。それまでのフォーマットであれば、ビザのジャンル別、物流関係の入国かどうかなどが、それぞれ数字で示されていたが、現状2020年1月から10月までの入国者内訳は不明となっている。

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