韓国人や中国人が圧倒的に多かったナイトエンタメ客

韓国人や中国人が圧倒的に多かったナイトエンタメ客

閑散とするプーケットの歓楽街(画像提供 らら プーケット)

韓国人や中国人が圧倒的に多かったナイトエンタメ客

 新型コロナウイルスで、一般外国人観光客の入国を拒否しているタイ。国全体で観光収入が多かったこともあり、苦境に立たされている国民も少なくない。

 バンコクは、まだ人口が多く、産業も数多にあるため、外国人入国者数が激減している今でもなんとかやってこられた業種も少なくない。しかし、外国人観光客だけが要だった地域は、壊滅的な打撃を受けている。

 たとえば東部のパタヤ、南部のプーケットだ。双方に共通するのは、世界的に有名なビーチリゾートであり、歓楽街を有することである。これら地域はタイ人行楽客も少なくはないが、圧倒的に多かったのは外国人だ。特にナイト・エンターテインメント施設は、ほぼ外国人で成り立っていたと言っても過言ではない。その中では韓国人や中国人が圧倒的に多かった。

あまり夜遊びをしない在住外国人やタイ人

 20年くらい前は日本人が多く、歓楽街では日本語による呼び込みが少なくなかった。しかし、今は韓国語の方が多くなり、タイ人からもまずは「韓国人ですか?」と聞かれることが圧倒的に増えた。いずれにしても、その外国人がやってこない以上、歓楽街は店を開いたところで経費だけがかかってしまう。

 パタヤは2020年3月の非常事態宣言発令からしばらくは、歓楽街を強制的に閉鎖していた。その後、再開が認められたものの、肝心な外国人が在住者以外来ない。

 タイ人観光客もこの機会にと外国人が少なくなったパタヤに遊びに来るが、コロナに関係なく、そもそも在住者もタイ人も夜遊びはあまりしない。そのため、歓楽街のほとんどがシャッターを閉めたままとなっている。

インバウンド依存エリアが特に悲惨なプーケット

 南部プーケットはもっとひどい。パタヤはバンコクから2時間程度車を走らせれば着くが、プーケットはさすがにバンコクからは飛行機になる。遠いので、国内旅行とは言えそう簡単に行くことができない。

 プーケットは非常事態宣言発出時にタイ国内でもかなり強硬な手段を実行した。外国人移住者や、非常事態宣言によって帰国できなくなった外国人も県内に多かったこともあり、空港を含めて県全体をロックダウンしている。プーケットは、タイ唯一の島の県で、陸路は1本の橋を渡る必要があるため、完全封鎖できた。

 また、プーケットとひと口でいっても、場所によって雰囲気が違う。外国人に人気なのは、パトンビーチというエリア、あるいは、カロンビーチなど。地元タイ人が暮らす地域は、なんとかこれまで通りの状態ではあるものの、パトンやカロンは国内旅行を楽しむ在住外国人やタイ人観光客では、利益を出すこともままならない。

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