平壌7つの世界1

平壌7つの世界1

中国人旅行者の心に刺さるものは?(提供 コリアメディア)

 「北朝鮮・平壌の世界1をあなたはいくつ知っている?」という内容が中国SNSへ投稿されている。

 最近、定期的に同様の北朝鮮〇〇の10のような投稿が確認できるが、今回の世界1に対して中国人はあまり興味を示さなかったようだ。

1.平壌地下鉄の最も深い部分は地下200メートル。世界1深いところを走る地下鉄として知られる。
2.平壌凱旋門の高さは60メートルで、パリの凱旋門よりも10メートル高い。
3.平壌の万寿台にある指導者像は高さ23メートルあり、人物を記念した銅像としては世界1の高さとして知られる。
4.主体思想塔の高さ170メートルは、米国ワシントンD.C.にあるワシントン記念塔の169メートルよりもちょうど1メートル高い。
5.世界1高い観光ホテルと言われる柳京ホテルは、20年以上も建設されていない。
6.メーデースタジアムは、15万人の観客を収容できる世界最大のスタジアムとして建設されている。
7.平壌にある千里馬のブロンズ像は、360種類以上の異なる種類の花崗岩を2500個以上を用いて土台を作り、労働者や農民を乗せ翼を広げて飛ぶように走る伝説の馬「千里馬」を表現している。

中国人の心に刺さらない巨大箱物

 この投稿に対してコメントは数えるほどしか書き込まれていない。ローカル地名のようない固有名詞や「貧困は社会主義のせいではなく君主制による」など投稿とは関連がなさそうなコメントが確認できる。

 これは中国特局にマークされたり、削除を回避するために意図的に一見すると無関係に思えるようなコメントを書いている可能性も考えられる。

 一般的な現代中国人は世界1には興味があるかもしれないが、巨大建築物にはあまり関心を示さないようだ。中国の都市には300メートルを越える超高層ビルが乱立し、中国共産党を讃えたり、肯定するための巨大建築物が各地に競うように作られているからだ
 
 それも影響してか中国人は、凱旋門や万寿台の指導者像、主体思想塔、世界1の廃墟建築物とも揶揄(やゆ)される柳京ホテル、メーデースタジアムなど“箱物”に興味はなく、彼らの心にはあまり刺さらない。

中国人の2回目の訪朝はない?

中国人の2回目の訪朝はない?

車内見学が多い千里馬像(提供 コリアメディア)

中国人の2回目の訪朝はない?

 訪日する中国人観光客も東京スカイツリーを希望しない人が多いらしく、スケジュールから外すことがしばしばだとインバウンド観光を請け負う旅行会社から聞いたことがある。

 世界的に新型コロナウイルス騒動の終焉への道筋が見え始めてきているが、北朝鮮が観光業を再開させて再び中国人を中心に外貨を稼ぐのであれば、中国人の関心事を取り入れた観光資源をアピールしないと中国人には、まったく刺さらないだろう。

 当然ながら、もう1回訪朝しようと思う中国人は少なく、今のままだと中国人が何よりも信頼し、重視する口コミによる波及効果は生まれないと思われる。つまり、リピーターも新規訪朝者も生まれないということだ。


Peculiar Pyongyang – North Korea (DPRK) 4k -Time lapse -Tilt- shift

 ミニチュア風に加工された平壌の動画。本文で紹介する巨大建造物も登場する。

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