外出禁止など強硬な新型コロナ対策が続くベトナム

外出禁止など強硬な新型コロナ対策が続くベトナム

BTSはもちろん韓国エンタメグッズを多く見かける東京・新大久保のコリアンタウン

 「きっかけはグラミー賞にノミネートされたこと

 ベトナムに駐在する日系企業会社員Y氏が、熱を込めて語るのは、韓国ポップス界で今最も成功していると言っても過言ではない男性グループの「防弾少年団(BTS)」のことだ。

 ベトナムは、新型コロナウイルスの渦中において、外出禁止や感染発覚時の地域や建物を丸ごと封鎖するなど強硬策が実施されている。そんな中、自宅で過ごす時間が多くなり、K-POPを始めとした韓国エンターテインメントにひかれていった。

 「中学生の頃から洋楽好きだったのもあって、なんとなくグラミー賞は、毎年意識にあった。今年のグラミー賞授賞式を見たらBTSがすっごくカッコよかったし、アジア人グループがグラミー賞ノミネートなんてすごい、と」

BTSとは?

 BTSは2013年に韓国でデビューした、現時点で24~28歳の韓国人男性による7人組のヒップホップグループだ。2014年には、日本デビューを果たしている。

 6日にもBTSが長期休暇に入るというニュースが、日本のメディアを駆け巡る状況だ。

 人気グループだけに様々な問題も起こしてきたものの、ここまで順調にファン層を広げ、今年3月には「第63回グラミー賞」授賞式においてパフォーマンスを披露し、同時に「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス部門」においてアジア人歌手として初めてノミネートされた

 Y氏に限らず、またベトナムに限らず、韓国エンターテインメントは、今や若者だけに注目されるものではない。地上波の放送はもちろん、衛星放送からネットに至るまで、あらゆるメディアで韓国芸能人の顔を見ない日はない。

サブスク普及でK-POPに注目

サブスク普及でK-POPに注目

第49回アメリカンミュージックアワード2021で3冠を達成したBTS 出典 Frank Wolfe [Public domain], via Wikimedia Commons

 そんな中でベトナム在住の40代日本人男性がK-POPを楽しんだり、情報収集をするのはどんなチャンネルなのか。

 「私の場合、情報源は『アマゾンミュージック』ですね。『Spotify(スポティファイ)』などサブスクが普及したことは、K-POPを注目しだした上でかなり影響がある。いつでもどこでも聞けるのは大きい」

 日本だけでなくサブスク、すなわちサブスクリプション(定額制コンテンツサービス)が東南アジアでも増えている

 実は、同じサービスブランドだと日本と東南アジア各国では、1か月の設定金額が違う。そのため、日本より所得平均が低くとも、サービス利用者の所得層は幅広い。

 Y氏は、「K-POPの世界性には自分なりの考察もある」というほど今夢中になっている。

 「まず、彼らは、英語がペラペラというのはすごい。BTSは国連で演説をしたほど。エンタメとして、韓国芸能人は、よくできている人たちだと思う」

K-POPからドラマへ ベトナムで魅了された韓国エンタメを分析へ続く。

高田 胤臣(たかだ たねおみ)
タイ在住ライター。2002年から現在にいたるまでバンコクで過ごしている。『バンコクアソビ』(イースト・プレス・2018年)、『バンコク 裏の歩き方【2019-20年度版】』(彩図社、2019年・皿井タレー共書)、『ベトナム裏の歩き方』(彩図社、2019年)など、近著『亜細亜熱帯怪談』(晶文社、2019年・監修丸山ゴンザレス)。
@NatureNENEAM
在住歴20年が話したい本当のタイと見てきたこととうまい話と(note)

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