28日からPCR検査3回に変更

28日からPCR検査3回に変更

2月28日の訪中から事前検査が変更に

 駐日中国大使館は、今月28日以降、中国へ渡航するための事前検査のルールを変更すると発表した。

 27日までのPCR検査+ダブル検査を廃止し、PCR検査+出発3日以内の交差PCR検査へと変更されるという。

 PCR検査+ダブル検査とは、PCR検査とIgM抗体検査を指す。変更される交差PCR検査とは、大使館指定医療機関で24時間以上空けて2か所の医療機関でPCR検査を受けることを指す。

 つまり、新ルールは、検査回数が1回増えてPCR検査を3回受けることになる。

渡航ハードル上げて訪中者を減らす狙い

 変更に伴い28日以降は検査費用も上がる。

 ある指定医療機関のサイトによると、今までは、PCR検査2万8000円、IgM抗体検査3万8000円(ともに中国大使館指定証明証発行料込み)の合計6万4000円かかっていた。

 28日以降の新ルールでは、2万8000円が3回となるので、合計8万4000円が必要となる。

 「事前検査費用だけでコロナ前の往復航空券代よりも高いですよ」(2月中旬に訪中した日本人経営者)。

 都内の訪中者向け指定医療機関へ従事している中国人医療関係者へ話を聞くと、

 「これで中国政府が儲けようとしているわけではなく、渡航ハードルを上げることで、入国者自体を減らしたいんでしょうね。ビジネス目的であっても不要不急の渡航者を減らす狙いがあるのだと思います」

 公表しないとの約束で、おおよその検査の原価も教えてもらったが、現在はPCR検査も驚くほど安くなったようだ。

入国後の最長28日間の隔離期間は継続

 訪中予定がある人にとっては、事前検査の変更よりも関心があるのは、中国入国後の隔離期間がどうなるかだろう。

 現在のところ、28日以降も隔離期間の変更はなく、到着後、指定ホテルでの21日間(地域によっては14日間)の強制隔離。居住地が隔離先として認められれば、移動してさらに7日間の隔離となる。

 どうやら入国後の最長28日間の隔離はそのままのようだ。

 「3月は両会(4日全国政治協商会議、5日国会に相当する全国人民代表大会)があり、4日に開幕するパラリンピックが13日まであるので、3月に隔離期間が短くなるとの話は聞こえてこないですね」(遼寧省大連在住者)

 もちろん、隔離費用、滞在中に2、3回実施されるPCR検査費用、食費は全額自腹となる。

 中国政府は、手に入れた新型コロナウイルス感染対策という合法で強力な鎖国手段をまだまだ利用し続けることになりそうだ。

 上海の旅行会社担当者は、日本など国外から中国への観光旅行再開は、今年夏でも怪しくなってきたと落胆する。これは同時に訪朝できないことも意味している。

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