陽性者2人で全住民へPCR検査してロックダウン

陽性者2人で全住民へPCR検査してロックダウン

高速鉄道で丹東駅から16分ほどで到着する東港北駅 出典 Yoshi Canopus [Public domain], via Wikimedia Commons

 遼寧省丹東市当局は、南部に隣接する東港市(県級市=構成都市)で2人目の新型コロナウイルスの陽性者が確認されたと発表した。

 9日に確認された新規陽性者は、6日に陽性が確認された1人目の濃厚接触者で、2人とも無症状のこと。

 東港在住者のツイートによると、東港で新型コロナの陽性者が確認されるのは、2020年4月以来2年ぶりで、東港市は全住民対象にPCR検査を実施し、8日から不要不急での外出を禁ずるロックダウン処置に入ったという。

 在住者のツイッターには、ロックダウンに備えて混雑するスーパーマーケットの動画なども確認できる。

 当局の発表では、2人の陽性者がオミクロン株かどうかには言及されていない。

 東港中心部までは丹東駅から55キロ・メートルほどの距離。完全に開発が止まっている北朝鮮領土の中洲であるが、鴨緑江の堆積により中洲の面積が拡大し、今や丹東側へ接岸している黄金坪から20キロ・メートルほどと近い。

 東港にある丹東港からは、韓国の仁川港とを結ぶ国際フェリーが運行されている。

 丹東から出国できるのは、北朝鮮(陸路)と韓国(フェリー)の2か国となる。北朝鮮は、旅行者のパスポートに入国スタンプを押さないため、韓国の入国スタンプがなければ…と容易に渡航先が特定されてしまうそんな出国地でもある。

 コロナ前と比べ減少しているが、今も丹東には多くの北朝鮮人が駐在、生活している。

 今後、東港から丹東へ感染が拡大するようなことがあれば、1月中旬から再開した陸路での中朝貿易にも影響が出るかもしれない。

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