韓国の少女像設置マップにないはずのフィリピンにも慰安婦像が

 日本の「NHK」に相当する韓国公共放送「KBS」が作成した海外少女像と碑マップを見ると、フィリピンにはないことになっている。そう、フィリピンには韓国が「平和の少女像」を呼ぶ“韓国式”慰安婦像は存在しないのだ。

 しかし、フィリピンには慰安婦像が存在している。2017年12月にマニラに建てられたときには日本でもニュースとなったので覚えている人もいるかもしれない。

 今回は韓国式慰安婦像と何が違うのを説明したい。

4回中3回は華人系団体が関与

4回中3回は華人系団体が関与

出典 Ryomaandres [Public domain], via Wikimedia Commons

4回中3回は華人系団体が関与

 最初の慰安婦像は、2017年12月8日にメトロマニラ、美しいサンセットで知られるマニラ湾に面した観光客が多い場所に慰安婦像が設置された。銅像は、少女ではなく、目隠しをされた成人女性で、モデルは10代後半のフィリピン女性とされる。

 この慰安婦像を設置したのは、フィリピンの華人系団体。華人(中国出身者で現地国へ帰化した人)は、フィリピンを始め、インドネシア、シンガポール、マレーシア、タイなど東南アジアには多く、フィリピンの最大の財閥を形成したりと経済的に成功している人たちも多い。
 
 フィリピンでは未遂も含めると4回、慰安婦像設置が行われている。うち3回は華人系団体によるものとなる。

 そもそもなぜ華人系団体が日本軍により慰安婦にされたと主張をする慰安婦像を設置するのかはぜひ調べてみてほしい。元慰安婦たちの尊厳を守りたいや政治的なものではなく、自分たち華人の国内での立場をよくするために利用していることが分かる。つまり、目的は、事業、ビジネスをより円滑に発展させるためとなる。

韓国系団体が少女像を市長同席で設置するも2日で撤去

韓国系団体が少女像を市長同席で設置するも2日で撤去

1体目の慰安婦像設置場所から近いマニラ・リサール公園

 さて、1体目の慰安婦像は、2018年4月に日本政府の抗議により台座ごと撤去された。理由は水道管工事のためだった。その後、慰安婦像は、フィリピン人製作者の元で保管されたとされる。

 2018年12月は、マニラの南に位置するラグナ州サンペドロ市の高齢者施設の敷地内に2体目が設置された。2体目は日本でも知られる韓国の少女像だった。2体目は韓国系団体が設置したものだからだ。

 除幕式には、サンペドロ市長、韓国から堤川市前市長、銅像製作者などが出席している。しかし、その2日後に撤去された。市長は、「少女像は平和と女性の権利向上と比韓交流目的と聞いていた。像の意図を正しく理解していなかった。混乱を招くため撤去した」と説明している。

 この2体目がフィリピン唯一の韓国式の慰安婦像となる。残っていれば、KBSの地図に今も載っていただろう。

(続く)

参考サイト
慰安婦「少女像」撤去について「混乱と議論避けるため」とサンペドロ市長

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