1日で濃厚接触者を特定し隔離と検査を終えた大連

1日で濃厚接触者を特定し隔離と検査を終えた大連

遼寧省の省都・瀋陽。平壌との空路定期便が運行されている

1日で濃厚接触者を特定し隔離と検査を終えた大連

 4月末に中国・遼寧省を訪れた安徽省の男性が新型コロナウイルス感染者になった件で、最新情報と対策が矢継ぎ早に更新されている。

 15日発表で、遼寧省営口市で確定症例3人、瀋陽市1人。無症状感染者が営口市で5人。大連市政府は、「安徽省の感染者が大連で感染した可能性は排除された。感染者の濃厚接触者178人を特定し、うち48人が大連在住者。さらに濃厚接触者の濃厚接触者160人を特定。すでに全員隔離し、医療観察を実施。PCR検査で全員陰性を確認した」と発表。

 今後、営口市と瀋陽市から他都市へ移動するときには、陰性証明が必要となる。また、瀋陽1か所、営口9か所を中リスク地域に指定。中リスク地域から他都市へ移動のときは、14日間の強制隔離に加えて7日から14日間の自宅隔離や健康観察を求められる可能性がある。

 中朝貿易の拠点都市である丹東市政府の公式サイトを見ると、14日以降の更新がないことから丹東では新規感染者は出ていないようだ。

 ちなみに中国は、確定症例=陽性者で何かしらの症状を発症している状態と定義している。日本のようにPCR検査で陽性になっただけでは感染者にはカウントしていない。陽性で無症状であれば、無症状感染者にカウントしている。

 本日午後、大連や瀋陽在住者へ話を聞くと、特に大きな混乱もなく、検査対象となったら指定場所へ行き粛々とPCR検査を受けているとのことだった。

 言葉は雑かもしれないが、日本の感染者定義で言うところの9人の陽性者確認で、この対応を実施している。中国はこの対応がすでに1年半続いていることになる。この状況が当たり前になっている中国人からすると、「今の日本の対応は緩すぎる。日本政府は本気でこの新型コロナの感染を止める気があるのか?」と考えるようだ。また、「国外からの入国者への対応も甘すぎて対策になっていない。こんなので大丈夫なのか?」と、話を聞いたこちら側を心配して逆に質問攻めを受けてしまった。

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