中朝友好協力相互援助条約締結60周年事業を確認

中朝友好協力相互援助条約締結60周年事業を確認

李龍男北朝鮮大使と王毅国務委員兼外相 出典 新京報

中朝友好協力相互援助条約締結60周年事業を確認

 4月に大使に就任した李龍男(リ・リョンナム)北朝鮮大使が王毅国務委員兼外相と5月27日に北京で会談した。李大使は就任後、初の本格的な外交活動となる。

 中国政府の思惑が最も反映していると思われる国営の新華社通信の記事内容を紹介する。

 王毅国務委員は、「中朝はハイレベルな戦略的コミュニケーションを維持し、様々な分野での実用的な協力を積極的に推進する。また、『中朝友好協力相互援助条約』の締結60周年記念行事を行うことを確認し、中朝で国際、地域問題解決への協力を強化したい。中国は(北)朝鮮が経済発展と国民生活を向上させる政策を明確に支持し、今後もできる限りの支援を継続することを考えている」と述べた。

 李龍男大使は、「朝鮮は中国との伝統的な友情関係をさらに強化させることで、相互協力の促進と社会主義事業でさらに大きな成果を達成させたい。そのためにも朝中は緊密に団結し、朝中のゆるぎのない友情関係を築いていきたい」と述べた。

 会見の中で両者は、朝鮮半島情勢についても意見交換を行い、連携、協力を強化することで合意した。

関心低そうな中国人。否定的なコメントも

 李龍男氏と王毅氏の会談報道から1週間経過したので、中国SNSなどインターネット上での反応を調べてみると、電子版でも報じている新華社通信や中国共産党機関紙・人民日報の微博(ウェイボー)アカウントでは投稿が確認できない。

 ウェイボーでは中国官製メディアの投稿は確認できず、確認できるのは、香港、シンガポール、韓国メディアの投稿で、海外メディアのみもあってか、中国人の関心は低くコメント数も少ない。「ゆるぎのない友情」「賛同する」「見合っていない」「龍女はいるの?」「韓国をノックダウン」などが書き込まれている、

 すでに削除されたコメントも確認でき、現在、確認できるコメントでも中朝関係強化に否定的とも受け取れるコメントもあることから、さすがに賛同一色ではなさそうだ。

 もっとも中国人は、中国政府批判は当然ながら禁忌であることをよく認識しているので、批判が許される日本や韓国など他国を批判することで、婉曲的に意思表示をしていることも考えられる。

元北朝鮮サッカー協会会長の経歴にも注目

 中国の報道では、李龍男氏は1960年8月8日生まれの60歳。北朝鮮で副首相、貿易相などを歴任し、経済通であることから、北朝鮮は中朝貿易へ力を入れたいとの思惑からの人事だろうとの見立てを伝えている。

 また、李氏が北朝鮮サッカー協会会長だったことを紹介する記事もあり、サッカー外交を期待するとの声もあるようだ。

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