この非常事態に対し、金正恩総書記は9月5日、被災した咸鏡北道と咸鏡南道の復旧のために党中央委員会政務局拡大会議を現地で招集した。被災した地方地域で党幹部を集めて会議を行うのは、極めて異例な措置である。

 この会議で金正恩総書記は「現在わが国の全般的な海岸沿線地帯の安全対策が不備で、海岸防潮堤がまともに建設されていない」と述べ、被災地復旧と合わせて水害対策を講じるよう指示を出している。

 その後、治水工事などを進めてきたものと考えられるが、この10か月間でどの程度整備が完了しているかは不明である。

 金正恩総書記は「食糧事情の回復」と「人民生活の安定」を掲げており、北朝鮮当局は7月の梅雨入りに向けて警戒をいっそう強めていくものとみられる。
 

八島 有佑
@yashiima

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