平壌メトロ凱旋門駅と統一駅をリニューアル

平壌メトロ凱旋門駅と統一駅をリニューアル

この独特の雰囲気が鉄オタホイホイなのか

 北朝鮮観光が停止して1年以上が経過した。この1年、観光が止まっているため、観光情報も2020年1月末ごろから止まったままになっている。

 昨年の2月上旬、このときはまだ遅くてもメーデー(5月1日)までには、観光再開できるだろうと北朝鮮側も旅行代理店も楽観的に考えていた時期だった。

 2020年は、近年、人気沸騰の鉄道観光ヘさらに力を入れると旅行代理店へ伝えてきていた。この新鉄道観光は、昨年3月以降の北朝鮮観光にとっての新しい年から始まる予定だった。しかし、そのまま塩漬けになっているので、ポストコロナでも有効だと思われる。

 まず、地下鉄全駅制覇オプションは、2019年8月から始まっていたが、それに加えて、凱旋門駅と統一駅の全面リニューアルを実施。新鉄道観光とは、リニューアルされた両駅への下車や地上へ出ることができるというものだ(追加費用20ドル)。

 凱旋門駅と統一駅は、千里馬線(1号線)で隣り合う駅となる。両方下車したら倍の40ドルかは不明だが、リニューアル工事にかかった費用の関係かこの2駅のみの有料オプションを新しい鉄道観光として提案してきた。

鉄オタの心理を理解していない?

 では、一体どんな風にリニューアルしたか気になるところだ。しかし、残念ながら、この1年間、観光入国した外国人がいないため情報がない。

 ほんの少しだけ垣間見ることができる写真が、1月9日付の労働新聞に掲載されていた(金正恩氏による事業総括報告の要旨 注目の国防・外交・経済を深堀りの3ページ目)。

 凱旋門駅とキャプションがつけられた写真は、凱旋門駅のホームに設置された労働新聞電子版を読む平壌市民というものだ。この写真から背景のホームを少し知ることができる。

 確かにこれまでの復古調なレトロデザインとは異なり、明るく近代的な印象を受ける。ホーム以外の地上や改札がどうなっているかは分からないが、同じようなデザインで統一されていると思われる。

 しかし、もし、写真から見えるような近代的デザインにリニューアルしてしまっていたのなら、北朝鮮当局は、鉄道オタクの心に潜む熱い思いをまったく汲み取れていないのではないだろうか。

1人トロリーバス乗車解禁へ

1人トロリーバス乗車解禁へ

金日成広場を走るトロリーバス

 多くの鉄道マニアが、北朝鮮の地下鉄や市電(トラム)、トロリーバス、鉄道、SLなどを魅力的に感じるのは、すでに日本や世界中の国々では見ることができないレアさや社会主義っぽさに価値を見出しているのだ。

 新しく近代的にすればするほど、逆に鉄道マニアの心は離れていくのではないだろうか。

 また、地下鉄以外にも乗り物関係の新オプションの提案があった。これまで1台貸し切りが乗車条件だったトロリーバスへ1人1万5000円で乗車できる有料オプションも始めるとのことだ。

 乗車する車両や距離、他の乗客の有無など詳細は不明だが、こちらにはグサッと刺さる乗り鉄もいそうだ。より詳細は、ポストコロナが近づけば明らかになると思われる。

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