強硬な感染対策で休業・廃業が相次ぐ韓国

強硬な感染対策で休業・廃業が相次ぐ韓国

韓国を代表する繁華街・明洞(ミョンドン)

強硬な感染対策で休業・廃業が相次ぐ韓国

 現在、世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルスは、各国に大きな影響をおよぼしている。韓国や北朝鮮にもその例外ではない。

 韓国は新型コロナの被害を抑えるために、対策を行っているものの、抑制に大成功とは言えない状況が続いている。

 日本よりも強硬な感染対策が取られたため、人々の生活や経済に影響を与えており、繁華街からは人々がいなくなり、休業や廃業に追い込まれる企業が増加している。

4割が閉店に追い込まれた繁華街・明洞

 韓国では2020年1月20日に1人目の新型コロナウイルス感染者が確認されてから、廃業に追いやられた旅行会社が多数あり、格安航空会社(LCC)の中には業績不振により破産した会社も出ている。

 さらに、食品関連業者の廃業なども増加し、韓国のソウル市の統計データによれば、2020年3月1日~20日までの間にコンビニエンスストアや居酒屋などの食品関連業者で廃業に追い込まれた企業が多数ある。

 韓国を代表する繁華街であるソウル・明洞でも新型コロナの影響は深刻だ。本来であれば、多くの人で賑わっていた明洞は閑散としており、多くの屋台があったものの、現在はそういった光景は見られない。

 明洞でも細い路地へ入ったような地域では、ほとんどの店が閉まっている地域もあり、地主らで作られている明洞特区協議会の関係者は、「このような事態は明洞の歴史でも初めての事態」と述べている。昨年9月末の時点で、同協議会によれば、明洞全体の4割の店舗が閉店したという半数近くが店をたたんでいる状況だ。

まるで足りない給付金。第3波でさらに休業・廃業増加も

 加えて、韓国のこうした繁華街は売上の多くを中国や日本、東南アジアなどの海外からの観光客に頼っている部分が大きい。

 しかし、新型コロナの影響により、韓国に訪れる観光客は大幅減に。韓国政府は小規模事情者向けに一律100万ウォン(約9万6000円)などを昨年から複数回、支援金として支給しているものの、家賃の支払いですらも厳しく焼け石に水という店舗も少なくない。

 現在、韓国では新型コロナの第3波とみられる波が来ており、感染者は増加傾向だ。このままでは、今後、さらに休業や廃業に追い込まれる店舗は増加していくだろう。

中朝貿易停止が調味料価格4倍など市民生活を直撃する北朝鮮

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連日のように感染対策を伝える2月24日付の労働新聞(提供 コリアメディア)

 北朝鮮では、新型コロナウイルスの感染を抑えるための対策として、2020年2月から中国との国境の封鎖を継続しており、人の往来や物資の移動を厳しく制限している。

 中国当局の発表によれば、10月の貿易総額は2019年の同じ月よりも99%減少したとするなど大きな影響をおよぼしている。

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