韓国市民団体の抗議活動が拡大

 反対は国会だけではない。日本政府の海洋放出決定の発表を受けて、韓国の複数の市民団体が抗議活動を開始した。

 たとえば、韓国の学生団体「韓国大学生進歩連合」(大進連)は、16日から在韓国日本大使館前で抗議のための座り込みを行なっている。SNSを通して抗議の様子を配信するなど、国内外に問題を訴えかけているのだ。学生らは「日本政府が韓国国民の生活を蔑ろにしている」と大使館前で声をあげ、集団剃髪や旭日旗を切り裂くなどの抗議活動を続けている。与党国会議員が大使館前を激励のため訪問する場面もあった。

 さらに、大進連の学生は27日、「東京オリンピック不参加決議案」採択を求めて最大野党「国民の力」党本部を訪問。訪問の過程で党本部に進入しようとした学生たちと警備員の間で摩擦が起き、出動した警察に連行された学生も出ている。

 大進連だけでなく「民衆共同行動」や「民主労総」などの市民団体も声をあげており、市民による抗議活動は引き続き継続される見通しである。今後、韓国政府がどのような対応を取るか不明だが、悪化する日韓関係の新たな懸念問題となりそうだ。

八島 有佑

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