北朝鮮による最終警告か?それとも?

 ただし、北朝鮮が今回の爆破などを通じ、韓国に対して「行動を変えよ」という最終警告を与えているのか、それとも「もはや韓国に期待できることはない」と韓国に本当に見切りをつけたのかは不明である。

 ちなみに、6月4日の金与正談話では、「(金大中政権時、南北融和の太陽政策の一環として設置された)開城工業地区の完全撤去」や「軍事合意破棄」(軍事攻撃とイコールではない)についても言及しており、韓国側の対応次第ではこれらも早期に実行する可能性がある。

 一方で韓国側は、今回の事務所爆破を受け、金有根(国家安保室第1次長)が「南北関係の発展と朝鮮半島の平和定着を望む人々の期待を裏切る行為だ」と北朝鮮を強く批判し、状況次第では「強力に対応する」と警告。一転して厳しい姿勢を見せている。

 南北が再び対立の関係に戻るのかどうかは現時点で予測できないが、南北双方の出方次第でどちらにでも転ぶ大事な局面にあると言える。

八島 有佑

記事に関連のあるキーワード

こんな記事も読まれています

コメント・感想

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA